【五反田校】マスターⅡ 第9回 <抗重力筋をコントロールできる自在度の高い身体を手に入れる!!/★心身の自在度向上 part9 ~抗重力筋編>

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五反田校マスターⅡをご受講いただきました皆さま、ありがとうございました。

 

<抗重力筋をコントロールできる自在度の高い身体を手に入れる!!>
★心身の自在度向上 part9 ~抗重力筋編
・立位時の主要な抗重力筋
・リラックス時の緊張度をチェックする
・アプローチの種類と気導力注入法
・身体背面の力の流れを調整する
・足部と腸腰筋の力の流れを調整する
・大腿前面の緊張度を調整する
・下腿後面の緊張度を調整する
・下肢伸展位での力の流れを調整する

 

 

施術をしていると、本人としてはリラックスしているつもりなのに背中や脚に力が入ったままの患者さんが多いことに気付きます。本人としては力を入れているつもりはないのに、筋肉の緊張をうまく制御できていない状態です。その原因のひとつとして、力の流れが乱れていることが考えられます。
私たちの身体は動くにしても休むにしても、司令塔である脳や脊髄が命令を出して筋肉の緊張度をコントロールしています。特に抗重力筋は、骨や靱帯などを介して機能的に連動する「力の流れ」を作っています。しかし、この「力の流れ」に乱れが生じると、司令塔との情報伝達の精度が下がるため、筋力のコントロールにも乱れが生じやすくなります。これは、休息や睡眠など力を抜くという動作でも同様であり、リラックスが下手な人にも当てはまりやすい特徴です。

 

今回は、主要な抗重力筋の「力の流れ」を妨げている関所やクセを解消することで、スムーズな「力の流れ」を維持できる自在度の高い身体の獲得を目指していただきました。

 

 

施術の際、気導力を注入しているのに予想に反して筋肉が弛緩しづらい箇所に遭遇します。そんな時、「こことの引っ張り合いかな?」と関連箇所との2点取りを図ったりします。これは、ある箇所の力を抜かせるためには連動などを考慮して、関連箇所の力を抜かせなければならないといった、「力の流れ」を意識したアプローチだといえます。

 

「力の流れ」が適切に伝達できない箇所があると、脳や脊髄との情報伝達の精度が下がります。すると、「情報が正しく伝わってこないから、少し余分に力を入れて構えておこう」とするのが身体の常です。
今回は「力の流れ」が適切に伝達できない箇所の正常化を図り、力の出し入れをこれまで以上にしやすくし、無駄な力を使って余分な疲労を蓄積することなく生活できる自在度の高い身体を手に入れることが狙いです。

 

 

身体の中にある『流れ』といえば、一般的には「血液」「リンパ液」「神経伝達情報」などが思い浮かびます。私たちの場合、それらに加えて「気」が入ります。また、「筋肉の連動」も流れのひとつと捉えられます。
人が身体を動かす時はどんな時でも複数の筋肉が連動して動いているということを、私たちは「気の教室」の初期のころから学んで知っていました。このことを私は、脳が高度な計算を瞬時に行って、動かす順番に筋肉に命令を届ける完全制御によって成立していると理解していました。それに対して、今回のレクチャーを聞いくことで大きな気付きを得ました。
それは、「筋肉の連動」は神経による制御ルートとともに、筋膜や靱帯、腱などの構造的な繋がりによって作られた、物理的な「力」が伝わる「流れ」のルートがあるのだということです。連動して動く順番に従って、ある筋肉が動いた情報が物理的な刺激として次に動く筋肉に伝わるルートがあり、それも踏まえて筋肉は制御されているのだということを改めて学びました。

 

このイメージを持って「力の流れ」を意識して今回のアプローチを施すと、相手の身体はこれまでとはまた違った変化を起こして、実に驚きました。
特に「身体背面の力の流れを調整する」一手は、またまた私のマイブームとなって、日々の治療で使いまくっております。だって、仙○○○○と足○○○に同時にアプローチして調整を図るこの一手で、身体背面全体の過緊張が取れて、ザックリと筋肉が緩んでしまうんですから!!

 

仙○○○○などは、これまでの施術においてターゲットにしておりませんでした。またひとつ、人間の身体の奥深さを知った気がします。そしてその場における楽だけを提供するだけではなく、相手が真の健康に至るをサポートできる強い力を得られたと感じさせていただきました。
皆さまもぜひ習得して、周りの方を真の健康に導いて差し上げてくださいませ!

 

 

ここまできてもまだビックリが展開されるマスターⅡ、次回はいったい何が披露されるのでしょうか!?
どこまでも進化し続ける「気の教室」!!ワクワク感は高まる一方ですね。
皆さま、ぜひぜひご期待ください!!!

 

 

 

大井 洋

 

 

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