気導術の心構え:心技心

「心技心」気導術学会の認定証に朱字で書いてある言葉です。
私の造語ですが今回はその意味を説明したいと思います。

 

気導術の心構え1「心」

患者さんを前にして、人の身体を治したい、痛みを取りたい、癒したい、良くさせたい、楽にさせたい、元気に、明朗に、健康にさせたいと施術家ならば誰でも思うはずです。また施術家を目指した最初の動機だという方も多いでしょう。まずそれが一つ目の「心」。

 

気導術の心構え2「技」

ならばどうすれば良いのか、それが二つ目の「技」。

真に優れた療法と置き換えても良いでしょう。世に秀でた療法は多数有ります。

この部分の、この症状なら任せてください。そんな「技」も必要でしょう。

でもそれはスペシャルな「技」であっても非常に狭い物です。

 

「身体全部どのような症状でも好転していきますよ。これから毎週、3年間ほど通ってください。」

 

これでは今、痛みで苦しんでいる患者さんは困ってしまいます。

真に優れた療法とは、ほぼどんな症状に対してもスペシャルであり、且つ即効性を併せ持つ物で無ければなりません。

加えるならば、その「技」を習得するのに容易でなければいけません。

且つ熟達することにより「技」自体が発展していく、無限の可能性を秘めた物でなくては行き詰まってしまいます。

そのようなものを「技」として一生をかけて探求していくこと。

また、それに対する努力を惜しまぬ人こそ真の施術家足り得るのでしょう。

 

気導術の心構え3「心」

 

三つ目の「心」。これは一つ目の「心」が我の心とするならば、三つ目は願いそして感謝する心。

患者さんを前にして、身体が治って欲しい、痛みが取れて欲しい、癒されて欲しい、良くなって欲しい、楽になって欲しい、元気に、明朗に、健康になって欲しいと願う心。そして感謝の心とは私を取り巻くすべてのものに感謝するという至極当然のこと。

 

「治したい」と「治って欲しい」。同じ事の様に思えるかもしれませんが、治したいではなく、治って欲しいと願う心が芽生えた時、初めて施術家は、患者さんの苦しみを我が身の事として、真摯に受け止め、患者さんに接するようになるのだと思います。

 

例えば、自身の力不足を認識し、自分自身はもとより、患者さん自身が納得できない状態で帰宅しなければならなかった場合、次回予約日が3日後だとすると、その3日間しか技術向上のチャンスが無いと考えるようになり、今現在の我のみの力(テクニック)で良しとせず、より良い物を求めたり、したりするのではないでしょうか。

患者さんに「とても良くなりました。先生のお陰です。有り難うございます。」と言われればとても嬉しいものです。患者さんは、素直に私達に向かって感謝の言葉をかけてくれるでしょう。

しかし、私達はその言葉を頂いたなら、自分を誉めて上げる事も少しは必要だと思いますが、同時に、自分自身を形成した全ての人や、環境に感謝するという事を忘れてはいけません。自分の鼻が高くなり過ぎた時は、己の成長が止まるときです。決して慢心せず、謙虚に己の心を保つ事により、施術家としてのステップを上げていく事ができるのです。

 

 

以上の事を「心技心」という三文字に置き換えて認定証に書かせて頂いております。

私自身、この「心技心」を信条とする施術家を目指す途上の者でありますが、

その道はなかなかに険しく、せめて会い接する人達に明るくありたいと願い、そして感謝する者であります。

 

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気導術の心構え:心技心

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