第201回 3月度研究実践コース  気血の滞りを解消して治りやすい身体に導く! ◎気導力の実効性向上と超実践的即効ポイント

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第201回気導術研究実践コースをご受講いただきました皆さま、ありがとうございました。

 

気導力を注入すると「痛みが取れる」「コリが緩む」「ストレスが抜ける」「身体を動かしやすくなる」「元気になる」など、そのどれもが実際に心身に生じる現象であることを私たちは知っています。これはETであっても手掌からであっても同様ですが、そもそも手指から気が放出されるという概念は一般的には常識の外にあるものだといえるでしょう。ましてや、その放出した気が心身を良い状態に導くなどということはコミックの中だけの出来事のように思うかもしれません。しかしながら、自身の手指から気導力を放出できることも、その放出した気の力は心身を良い状態に導く力であるということも、私たちには自身の経験を根拠として常識の中に備わっています。

例えば、水を飲めば乾きが癒されるように、食事をとれば腹が満たされるように、気を注入すれば心身に良い影響を与える。これは、善なるプラスのエネルギーである気導力だからこそ成り立つ論法かもしれません。しかし、このシンプルな事実を自身の中の常識に確信として備えることができれば、その先の可能性を想像することも、そしてそれを自身が発揮できる実力として身に付けることも、確実に訪れる近未来の事実となるように思います。

今回は、自身の手指から気導力が放出される感覚を意識的に高めることで、気導力のさらなる実効性の向上を目指します。加えて、身体の中で気血の滞りが生じやすいポイントを中心にそれらの解消を図ることで、身体症状の改善はもとより、気血の流れが整った治りやすい身体の獲得を目指していただきました。

 

・手指への価値観を高めながら手指の呼吸の感覚を養う

・手首と足首を締めて気血の流れを感覚しやすくする

・側頭筋を活性して顔の筋肉を動かしやすくする(自己・他者)

・前鋸筋を緩めて肩甲骨の融通性を高める(自己)

・肩関節の固さを緩めて肩を軽やかにする(他者)

・肘のロックを外して腕を軽やかにする(自己・他者)

・腹圧を安定させて腰の働きを高める(他者・自己)

・膝の内側の圧痛を解消して下肢を軽やかにする(自己・他者)

 

 

今回もテーマとして『気導力の実効性向上』と『超実践的即効ポイント』という2項目が挙げられています。この2つは一見相互に関係は無いように捉えられますが、そうではありませんでした。

 

『気導力の実効性向上』では、気導力を注入するときに自身の手指から気導力が放出される感覚を意識的に高めるために、手指の呼吸の感覚を養い、気が漏れるのを防ぐために手首と足首を締めました。「手指の呼吸の感覚を養う」ことで身体の末端まで意識がきちんと届くようになり、手指を気が流れる感覚が明確化。ここでは、レジメにはない「第三の眼の呼吸」を活用した気導力の注入法までレクチャーされました。第三の眼の呼吸によって気導力は顕在意識によって術者の潜在意識を通ることになり、自身が導いた気導力に「私を通す意味」が加わります。この段階で手指を気が通る感覚が一段高まりました。さらに「手首と足首を締める」ことによって気の漏れが止められ、手指を気が通る感覚がさらに向上しました。

この2つのアプローチで手指を気が通る感覚の向上と共に、手足が楽になったり、呼吸がしやすくなったことをご実感いただきました。ということは、施術のアプローチとして使える『超実践的即効ポイント』でもあるのです。

その他の『超実践的即効ポイント』としては、主に普段ではストレッチがかからない箇所や複数の筋肉が付着している箇所など、力の流れや血液の流れが滞りやすいポイントに対するアプローチがレクチャーされました。いわゆる関所となるポイントを解放するアプローチです。これまでもそうでしたが、その一手一手が発揮する効果は驚愕ものでしたね!

 

そしてすごいのは、一手ごとに手指を気が通る感覚が高まっていったことです。すべてのアプローチが身体を楽にするだけではなく、気の流れを良好にするアプローチでもありました。ですから、「気血の流れが整った治りやすい身体」が獲得できたのです。

患者さんの症状を解消するばかりでなく、患者さんの健康レベルを向上させることを考えた、愛情深い気導術ならではの内容だったと思います。

本部では私はもとより、スタッフ全員がたくさんの患者さんに使いまくっています。患者さんを思いやる愛情たっぷりで。

 

 

気導術は今、最高に面白く、楽しい!!!皆さまも気導術を活用することを、日々楽しんでくださいませ!!

さあ、次回の研究実践コースもどんな凄いことが発表されるのでしょうか!?

非常に楽しみですね!!ぜひぜひご期待くださいませ!!!

 

 

 

大井 洋

 

 

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