第217回 10月度研究実践コース  脳と身体の若さを引き出し、身体機能の土台を改善する! ◎身体超活性アプローチ&即効ポイント2

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第217回気導術研究実践コースをご受講いただきました皆さま、誠にありがとうございました。

 

―――――――― <レジメ前文と内容> ――――――――

ある程度の年齢の方であれば、若い頃と比べた自身の身体の変化を実感されていると思います。年齢とともに運動能力が低下するのは自然な現象ですが、いわゆる最大筋力が落ちたことはそれほど問題ではないでしょう。問題なのは、身体の動きを制御する能力が低下したり、疲労回復が遅くなったりすることです。これらは身体能力の土台となる要素であり、その能力低下が様々な症状を生み、また回復を妨げる大きな原因になっています。この能力低下は、老化によるものだけではなく、現代的な生活習慣によるものも大きく関わっています。そのため、若い世代でも同様の問題を身体に抱えている方が増えており、年代を問わず本質を捉えた施術を提供することが今後ますます求められてくるでしょう。今回は、脳神経や呼吸の調整、そして身体の繋がりや筋肉の活性を図ることで、身体能力の向上を目指してまいります。

 

 

○身体背面の筋膜的な過緊張を解消する

○脳神経を活性して身体制御の能力を回復させる

○母指球から連なる呼吸に関連する筋肉を調整する

○上半身と下半身を繋ぐ腰方形筋の硬さを解消する

○血流促進や疲労予防の要であるふくらはぎの筋肉を活性する

―――――――― <レジメ前文と内容> ――――――――

 

 

今月は、先月から始まった気導術ならではのアンチエイジングを実現する「身体超活性アプローチ&即効ポイント」シリーズの第2弾です。今回も、驚愕の効力を発揮する目から鱗のアプローチが5つ発表されました。

 

1つめが「身体背面の筋膜的な過緊張を解消する」。

最初から驚きのアプローチが発表されました。とてもシンプルな方法でありながら、すごく理に適っているので非常に高い効果を発揮します!!

人が症状を訴えるのは、背中や腰、ハムやふくらはぎなど身体背面の部位がほとんどだと言えます。それは人が二足歩行であるために、身体背面には姿勢を保持するための抗重力筋として働く筋肉が複数存在しているからです。そして、身体背面の筋肉は足底からおでこまで筋膜で繋がることで機能的に連動しています。そのため背中などに生じた筋膜の過緊張は頭部に伝わり、頭部の筋膜も過緊張で硬くなり、その伸縮性が損なわれます。これは言うなれば背面の筋膜が頭部でロックされた状態です。そうなると背面の筋膜には余分なテンションがかかるようになって、身体背面の症状の誘発やぶり返しの原因となります。

このアプローチはその状態を一気に解決。相手に頭部の筋膜にテンションを掛けるような姿勢になってもらい、頭部の筋膜を緩めます。すると、頭部でのロックが外れて背面の筋膜全体に余裕を持たせることができるのです。その状態は、頭部がスッキリ!背面を中心とした身体のあちこちが楽になります。

私は、このアプローチは「多くの患者さんに必要な一手」だと感じました。きっと、体質改善の切っ掛けになると思ったからです。ですから今、ほとんどの担当患者さんに施術の一手目として活用しています!!

 

2つ目は「脳神経を活性して身体制御の能力を回復させる」。

これもとても奇抜なアプローチ法です。本部長は「よくこのような方法を考え着くものだ」と、いつも以上に驚かされました。ある方法で普段は受動的に働いている聴覚を積極的に使うことで聴覚に集中力を集約させて、そこに気導力を作用させると脳神経が活性されるのです!すると、体性神経のバランスも整い、身体が動かしやすくなります!首や肩もすごく楽になります。さらに、聴覚に集中力を集約させることで、普段休まずに働いている視覚を強制的に休ませることができ、目の疲労も解消されてしまうのです!結果、身体が楽になるばかりでなく、見るものがキラキラ輝くように見えたり、音に艶が出たり、音が聞き分けやすくなった感覚が得られます。

一手で生活に重要な感覚器が活性されて、身体も楽になる凄技です。当然、日々の治療で活用しまくっております。患者さんの不思議そうな表情が混じった笑顔は最高です!!

 

3つ目は「母指球から連なる呼吸に関連する筋肉を調整する」。

私は受けてみて、このアプローチの効果に大感動いたしました。具体的にどこがどのように楽になったか分からないのですが、何だか「爽やかなすごく楽」を感じたのです。

母指球からの筋膜的な繋がりや、機能的な関連、体幹部の位置的な関連がある呼吸に関連する筋肉を、母指球と繋いで状態を調整していきます。相手に呼吸に伴ったあるアクションをしてもらうことで、調整は非常にスムーズに進みます。一番の効果として呼吸がしやすくなるのですが、それに加えて身体がすごく楽になるのです。

呼吸は身体機能の土台としてとても重要なので、自由診療で担当する患者さんには全員に施しています。そして、皆さんが私と同様に呼吸のしやすさと共に「不思議な楽」を実感してくださいます。

 

4つ目は「上半身と下半身を繋ぐ腰方形筋の硬さを解消する」。

このアプローチでは新たな身体感覚を実感できます。腰方形筋は、腰痛アプローチにおいて主要な筋肉として気導術ではメジャーな筋肉です。腰椎の両側に存在していて、体幹の側屈や伸展動作において働きますが、大きな筋肉ではないので大きなトルクは発揮しません。腰方形筋の何より重要な役割は「力の流れの交差点」としての働きです。

腰方形筋は立っていても、座っていても、歩いていてもずっと活動しています。寝ているとき以外はずっと働いているのです。したがって、いつもずっと縮んだ状態になっています。それがちゃんと伸びて、ちゃんと縮むことができるようになれば全身が繋がってきます。その結果、腰方形筋の正常化は腰痛の解消ばかりでなく、いろいろなものが活性されるという大きなプラスをもたらすのです。

実際に受けてみて、本当に驚きました。腰に痛みもなく、張りや重たさも感じていませんでしたが、やってもらった後は腰がすごく軽いのです!そしてとても伸びやかで動かしやすい!まさに上半身と下半身が素直に繋がったという新たな感覚。「これが新たな性能だ!」と納得しました。「ない」ものとして暮らしてきたものが「ある」ものに変わるこのアプローチによって、身体は再び成長期に入りました!!

日々の治療において、患者さんに大きなギフトをお届けしています。

 

最後は「血流促進や疲労予防の要であるふくらはぎの筋肉を活性する」。

これにも「ふくらはぎに対してこんなアプローチの仕方があったのか!?」と大変驚きました。まず腰部へのアプローチでふくらはぎの過緊張を解消します。「え、こんなところからふくらはぎの過緊張がとれちゃうの!?」と驚きました。続けてアキレス腱への神経伝達を活性します。ここまでは、基本手技であるインプット2がとても効果的に活用されます。最後に下腿の筋ポンプ活性のアプローチで、アキレス腱の腱反射とふくらはぎの筋肉の伸縮運動の教育を施すことで終了です。すると、ふくらはぎはとてもしなやかで柔らかくなり、しっかりと力を発揮できるようになりました。そして、アキレス腱の腱反射によるバネ感が蘇り、階段の昇り降りが非常に楽になります。まさに若返りの一手です!!

このアプローチの効果で腰も楽になります。また、腰とアキレス腱に挟まれた殿部やハムストリングも緩みます。したがって、うつ伏せでの下半身の治療が効率的に行えるので、私は若返りもギフトできるこのアプローチも日々の治療で頻繁に活用しております。

 

 

皆さまもご自身のために、周りの大切な方たちのためにぜひ身に付けて、気導術だからこそ可能なアンチエイジング効果をご実感くださいませ。

 

 

このシリーズのさらなる展開に心がワクワクしますね!!施術の実力向上間違いなし!!皆さま、ぜひご期待くださいませ!

 

 

 

大井 洋

 

 

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