【五反田校】実践Ⅰ 第4回 <身体に潜む鈍化を解消してアクティブな若さを取り戻す!!/★アンチエイジングメソッド part4>

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五反田校実践Ⅰ教室をご受講いただきました皆さま、ありがとうございました。

 

<身体に潜む鈍化を解消してアクティブな若さを取り戻す!!>

★アンチエイジングメソッド part4

・腰方形筋の硬さを解消する

・肩甲骨の出し入れをスムーズにする

・第3腓骨筋を緩めて足首のアライメントを整える

 

―――――――― <レジメ前文> ――――――――

人の身体能力は成長期をピークとして徐々に衰えていくものです。しかしながら、いくつ年を重ねたとしても日常生活を円滑におこなえる程の身体能力は保ち続けたいものだと誰もが思うことでしょう。加えるなら、新しいことにチャレンジする意欲や、様々なことから喜びや楽しみを見出す感性なども、併せて維持していきたいと願っていることと思います。この思いは、人が生き生きとした人生を過ごす為に必要な本能的な欲求であり、決して贅沢な願いではありません。この欲求こそがアンチエイジングを実行していくための原動力なのだといえます。

 

近年のライフスタイルの変化によって、以前と比べて一日の運動量や頭脳労働に費やす時間が変わったという方は多いと思います。患者さんの傾向を見ても、肉体労働からくる症状より、精神的なストレスや頭脳労働による疲労を原因とした症状を抱えている方が増えていることが分かります。その傾向に伴って、年齢に関わらず身体が老化しているような状態になっている方も増加しています。これは日々の運動不足が最たる原因として挙げられますが、同時に身体が鈍化していることに気付いていない方が多く、それが回復を妨げる大きな要因となっています。

 

今回はアンチエイジングメソッドとして、腰や肩、そして足首といった運動の要となる部位に潜んでいる鈍化の解消を図ってまいります。ぜひいつまでもアクティブな若々しさを実感できる身体能力を目指してまいりましょう。

―――――――― <レジメ前文> ――――――――

 

 

自分の身体能力を振り返って、若い時に比べてどんなものが落ちているかと考えてみると、筋力、持久力、瞬発力、柔軟性など思い当たるものがいくつかあげられます。年を重ねればいろいろな能力が徐々に衰えていくものですが、日常生活の中でのふとした時にそういった能力が鈍化していることに気付くことがすごく重要です。

能力が鈍化した変化に気付かないとか、疲れが思った以上に溜まっていることに気付かなければ、身体の状態が「こんなものでいいかな…」となり、それがだんだんと標準になってしまい、どんどんと現状をシビアにジャッジできなくなっていきます。そして、結果的に治りしろが少なくなってしまうということになってしまいます。それ故、「無いことに気づく」ことはすごく大事なことなのです。自分の中で「そこが昔と比べたら落ちているよね」とあらためて実感すべきです。そうした時に、「ここだけは譲りたくないな」とか「ここはしようがないな」など自分の中でどれぐらいジャッジするのか、そのような基準が自分の中にある程度欲しいと考えます。それがアンチエイジングに向かう原動力のひとつと言えるでしょう。

そこで今回は、腰や肩、そして足首といった運動の要となる部位に潜んでいる鈍化の解消を図ります。「気付いていない鈍っているところ」を改めて掘り下げて、なるべく深いところまで改善することで『あっ、こんなにシャープなんだ』と実感できる身体を取り戻していただきます。さらには、これまで経験したことがない領域まで呼び起こして新たな再教育ができる、そこまでが本部長の狙いです。

 

 

今回も3つのアプローチ。過去に研究実践コースで発表されたものが、より詳しく掘り下げて、さらに意味を深く付けた解説が展開されました。

実践Ⅰコースもあっという間に4回目となりましたが、毎回「すごく勉強になるなあ」と感動しています。本部長のレクチャーではアプローチの対象とした筋肉などの構造や働きなどが、解剖学や生理学などの文献を読んだだけでは学び取れないと思うレベルで分かりやすく、かつ興味深く解説されています。それ故、そのアプローチの意味合いや優位性を明確に理解できるので、活用の幅が大きく変わってきて、一手の効果も確実に高まっています。

 

一手目は「腰方形筋の硬さを解消する」でした。

腰方形筋は、体幹背部で「力の流れの交差点」の役割を果たしている重要な筋肉です。腰方形筋がちゃんと緩んで、ちゃんと縮むことができるようになれば全身が繋がってきます。その結果、腰方形筋の正常化は腰痛の解消ばかりでなく、いろいろなものが活性されるという大きなプラスをもたらします。

腰方形筋は立っていても、座っていても、歩いていてもずっと活動しています。寝ているとき以外はずっと働いているのです。したがって、いつもずっと縮んだ状態になっています。そのような腰方形筋を一回伸びしろいっぱいまで充分に伸ばしてあげるように、ストレッチをかけました。充分に伸びているからしっかり縮めるという状態にして、これまでとは全く違う性能を引き出し、その新たな性能を実感していただくことが狙いです。

実際に受けてみて、本当に驚きました。腰に痛みもなく、張りや重たさも感じていませんでしたが、やってもらった後は腰がすごく軽いのです!そしてとても伸びやかで動かしやすい!まさに上半身と下半身が素直に繋がったという新たな感覚。「これが新たな性能だ!」と納得しました。

 

二手目は「肩甲骨の出し入れをスムーズにする」です。これは過去のアプローチのバリエーションを増やしてアンチエイジング効果をグレードアップさせたもの。

肩甲骨が上ずってしまうと姿勢が悪くなる、腕を上げづらくなるということは多くの方がご存じのことでしょう。肩甲骨が上ずらないようにするためには、肩甲骨を内側に寄せる力と下げる力が必須です。肩甲骨を「内側に寄せられる」ということは、実は「外側に出せる」ということとセットなので、今回はそれを応用して調整を図るアプローチが発表されました。肩関節の外転運動に加えて、肩関節の内旋外旋運動も加えてのアプローチです。

肩関節の外旋では棘下筋と小円筋が働き、内旋では肩甲下筋と広背筋が働きます。この中で、広背筋は他の筋肉に対して圧倒的に大きな筋肉です。それ故、内旋する方が圧倒的に強い力が発揮できるという筋力的なアンバランスが構造的に生じています。加齢などの影響によって肩から腕が前に巻いてきてしまうのはこの筋力のアンバランスによるものです。これに対して、肩甲骨の出し入れ、すなわち外転内転が上手くできていると、この筋力のアンバランスが補われて姿勢が立ってくるという理屈があるそうです。

それらを踏まえたとても斬新なアプローチ法。私はその効果を体感して、これまで数々のテクニックやアプローチの効果に感動してまいりましたが、その中でも一番と言ってよいほどの超絶な感動を覚えました。それは、セミナー前の手合わせで本部長に施していただいた直後のことです。確認のために腕を回した瞬間、これまでの人生で感覚したことがない動きの感覚が脳に伝わってきました。腕を回している支点がいつもと完全に違って、肩甲棘の内側と胸鎖関節になっているのです。これは若い頃にも感じたことがない、人生初の快感に近いほどの感覚でした。腕と肩甲骨・鎖骨がまさに一体化した動きです。

このアプローチの狙い通り、インナーマッスルが活性されることによってアウターマッスルがしっかり緩み、インナーマッスルの働きによって肩関節内で上腕骨と肩甲骨が適正に引き付けられることで一体化し、さらに肩甲骨の出し入れがスムーズになったことで肩甲骨が鎖骨と共に腕と連動して動くようになった結果でした。大感動でした!!

 

最後は「第3腓骨筋を緩めて足首のアライメントを整える」です。

私の中で一時期マイブームであったアプローチです。その当時は、「誰にでも必要なアプローチ」と実感し、担当患者さん全員に一通り施した記憶があります。

今回のレクチャーで、第3腓骨筋が硬縮して脛腓関節が開くことによって、どこに悪影響が及ぶかを再認識。正直忘れていたことにも気づきました。それをあらためて認識できた瞬間に、私の頭の中には臨床での活用イメージが一気に広がりました。

以前初めて受けた時にはえぐられるような痛みを感じた記憶が残っていましたが、今回は強い圧痛はありませんでした。それでも、施してもらった後は脚が軽い!これが鈍化していること気付くということと納得です。

 

 

今回の全てのアプローチに共通する効果は「ちゃんと力が抜けるようになる」ということ。老化して固まってくると力を抜けなくなって、可動域が制限されるようになります。これを力が抜けるようにすることで、ちゃんとメリハリをつけられるようにすることが重要なのです。きちんと休めて、なおかつちゃんと力が入って動きの正確性が良い。この状態であればダメージに対して回復力の方が勝るようになります。それでもダメージが蓄積されることは仕方がないことです。しかし、自分のウィークポイントを把握していて1、2分でもケアできれば、そこから先への連鎖は無くなります。

ウィークポイントさえ力がちゃんと流れてくれれば、余分に庇おうとする必要がなくなるので身体は全く変わります。この認識がアンチエイジングにはとても重要です。今からでも変わっていく、今からでもどんどん高まっていくと期待しましょう!変化の先を自分の中に明確な目標値として定めて、ちゃんと期待することでアンチエイジングを実践してまいりましょう!!

 

 

 

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大井 洋

 

 

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