【五反田校】実践Ⅰ第10回 <腹圧の調整能力を上げて安定した運動能力を手に入れる!!/★アンチエイジングメソッドpart10>

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五反田校実践Ⅰ教室をご受講いただきました皆さま、ありがとうございました。

 

<腹圧の調整能力を上げて安定した運動能力を手に入れる!!>

★アンチエイジングメソッドpart10

・体幹の安定性確認テスト

・小指球筋を活性して骨盤底筋群の能力を向上させる

・背面から腹圧を保持するために働く多裂筋を活性する

・動作に応じて適切に変化する腹圧を獲得する

・安定した体幹との連動を活性して四肢を動きやすくする

 

―――――――― <レジメ前文> ――――――――

スポーツ界で体幹の安定性が重要視され始めたのは比較的最近のことですが、現在ではそれは常識となっています。体幹の安定性を支える主要な要素は「腹圧」であり、気導術はその重要性を早期に認識し、腹圧を活性する多様な手法を提唱してきました。

 

体幹に求められることは、どのような動きに対しても一貫して安定した状態を維持することです。これを実現するために、人間の身体は動作を開始する前に姿勢の変化を予測し、事前に姿勢を制御するフィードフォワード機構を備えています。このメカニズムが作動すると、腹部のインナーマッスルが動作に先立って働き、次の姿勢に適するように腹圧を調整します。このように自動的に作動する腹圧の調整能力のおかげで、私たちは安定した体幹を維持することができているのです。しかし、この腹圧の調整能力には個人差があり、また老化により衰える傾向があります。先行して調整された腹圧が不足している状態に陥ると、腰椎の柔軟性が失われることで身体の動きが困難になり、結果として腰椎に大きな負担が掛かることになります。これが慢性的な腰痛やギックリ腰を引き起こす一因となっています。

 

今回は、自動的に作動する腹圧の調整機能を明らかにして、老化により衰えた腹圧の調整能力を回復させることで、体幹の安定化と動きやすい身体を得ることを目指します。

―――――――― <レジメ前文> ――――――――

 

 

今回のテーマは「腹圧の調整能力」です。

腹圧は身体の中で、様々重要な役割を担っています。たとえば、胸郭を支えているのが腹圧なので、前回の自律神経を回復させるために獲得した胸椎の可動性を維持するためには、腹圧がしっかりと機能していなければなりません。すなわち腹圧は自律神経を安定させる役割も担っています。様々な役割の中で今回フォーカスしたのは、運動時はもちろん日常動作においても常に必要とされる「体幹を安定させる」働きです。

 

体幹の安定性を支える主要な要素は「腹圧」です。体幹に求められることは、どのような動きに対しても一貫して安定した状態を維持することです。これを実現するために、人間の身体は動作を開始する前に姿勢の変化を予測し、事前に姿勢を制御するフィードフォワード機構を備えています。このメカニズムが作動すると、腹部のインナーマッスルが動作に先立って働き、次の姿勢に適するように腹圧を調整します。このように自動的に作動する腹圧の調整能力のおかげで、私たちは安定した体幹を維持することができているのです。しかし、この腹圧の調整能力には個人差があり、また老化により衰える傾向があります。

 

基礎的な腹圧を構成しているのは、腹横筋、多裂筋、骨盤底筋群、横隔膜です。さらに排便時にいきんだり、重いものを持つ時などには、外腹斜筋、内腹斜筋、腹直筋も働いて腹圧をさらに高めます。この中で、腹横筋と骨盤底筋群がフィードフォワード機能を備えています。

 

今回は、自動的に作動する腹圧の調整機能を明らかにして、老化により衰えた腹圧の調整能力を回復させることで、体幹の安定化と動きやすい身体を得ることを目指しました。

 

 

まずは「小指球筋を活性して骨盤底筋群の能力を向上させる」ことから入りました。

これは、以前研究実践コースで発表されたものに、アプローチの際に上肢の肢位を工夫することを加えた増強版です。このアプローチによって骨盤底筋群と内転筋群が活性されました。骨盤底筋群が活性されたことで歩きやすくなります。

このアプローチは、妊娠時の腰痛解消や産後の骨盤調整に高い効果を発揮します。

 

次に「背面から腹圧を保持するために働く多裂筋を活性する」です。

これも以前研究実践コースで発表されたものを、腰が痛くない人の多裂筋を活性させることを主目的としたアプローチ法にアレンジしたものです。多裂筋が活性された結果、腰が楽になるとともに、腰がスッと伸びて姿勢が良くなったことを全員が実感しました。

 

続いて「動作に応じて適切に変化する腹圧を獲得する」です。

動作時に体幹を安定させるためには、まずは内側の腹横筋や骨盤底筋群などが働いて基礎的な腹圧を機能させて脊柱の安定性を高めてから、外側の外腹斜筋などが働いて動作に応じて腹圧を変化させるのが望ましい状態です。そのために、まずはドローイン呼吸で内側の筋肉の働きを活性してから、ブレイシング呼吸で外側の筋肉の働きを活性させました。結果、全員が外力に対して適正に腹圧をかけられるようになり、動作に応じた安定した体幹を獲得しました。

 

最後に「安定した体幹との連動を活性して四肢を動きやすくする」で、全員が安定した動きやすい身体を獲得しました。

 

 

私が担当する患者さんに脚長差が10cm以上あり、腰椎が大きく側弯している方がいらっしゃいます。その方に、前回の胸椎の可動性を向上させるアプローチと今回の「四肢を動きやすくする」アプローチを除いた一連のアプローチを施したところ、一週間後に来院されたときには腰椎の側弯が完全に解消されていました。

それほど、今回のアプローチの効果は絶大です!!皆さまもぜひご習得くださいませ!

 

 

皆さまが持つ宝物をアクティブな財産とする『実践Ⅰ』コース。セミナーを通して「秘めたる実力」をストレートに出せる実力にどんどん引き上げて、これからの日々をさらに「良い一日だった!」と思える日の連続にしてまいりましょう!!

どこまでも進化し続ける「気の教室」。実践Ⅰになってもワクワク感は沸騰し続けです!!皆さま、ぜひぜひご期待くださいませ!!!

 

 

 

大井 洋

 

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