気導術研究実践コースDVDのご紹介 【No.215~No.220】

 

 

<第220回 気導術研究実践コース> 2024年2月開催 

 

神通力に磨きをかける!

 

◎アカシックワールド Stage2 (設定伝授)

 

 

―――――――― <レジメ前文と内容> ――――――――
人の健康を回復する第7の神通力
気導術の施術では、往々にして自然治癒力の働きでは説明がつかないような治り方をすることがあります。もちろんそれは気導力の効力によるものといえますが、時には自身の期待値を遥かに上回る効果が発揮されてビックリしたという経験があるという方は多いでしょう。今までに、身体の痛みに対してだけでなく、慢性や急性、そして病的な症状に至るまで、奇跡としか思えない改善報告が数多く確認されています。事実として、このような奇跡の現象が起きるというのは、人にはまだ解明されていない回復への道筋があるということに他なりません。タイムスキャンテクニックから連なる潜在意識や30万年の叡智、そしてブラボーポイントによって奇跡の領域への道筋は見え始めています。それらをキーワードとしながら新たに発見された時の空間を介するアカシックワールドは、人の健康を回復する第7の神通力として奇跡の領域を常とすることを目指しています。

 

距離の垣根を越えて遠隔で気導力を届ける
夜9時から毎日欠かさずにおこなわれている会長からの遠隔治療の効果によって、今までに多くの方が健康を回復しています。この離れた相手の身体を回復させる遠隔治療は気導術の得意とするところであり、日々活用されている方も多いと思います。対面施術も然りですが、遠隔治療では術者と相手の双方の意識がとても重要です。特にブラボーポイントを活用するようになって以来、術者の意識がより反映されやすくなったことで遠隔治療の効果も高まっていることを実感しています。今回は、イメージを感覚とシンクロさせながらアカシックワールドを施すことで、遠隔治療のさらなる効果向上を目指します。

 

人に備わる治る仕組みをさらに活性させる
生体は身体の恒常性を保つホメオスタシスの機能とともに、症状や状態に対してその情報を反映して調整をはかるフィードバックの機能を持っています。このフィードバックが働くとき形成されるのが治癒回路であり、その働きを気導力で補助して治癒を促進させる方法がインプット法です。インプット法の大きなメリットは、自身の気づいていない異常を顕在化して意識させることができることにあります。施術の際に動作を促して身体の状態を確認するのは、自覚していない異常を顕在化させたいという意味が大きく含まれています。また、圧痛レベルの異常解消にはインプット1やインプット2が有効です。このインプットを用いたアプローチにアカシックワールドを注入法として用いることで、インプット法で得られる効果の期待値が大きく向上していきます。

 

 

・アカシック呼吸法をマスターする
・アカシックワールド 基本アプローチ
・アカシックワールド 遠隔アプローチ
・アカシックワールド 全身インプットアプローチ
―――――――― <レジメ前文と内容> ――――――――

 

 

この回は、アカシックワールドを遠隔治療およびインプット法を用いたアプローチにおける気導力注入法として活用する方法を発表いたしました。

 

初めに、アカシックワールド専用の自己エネルギー注入法から入り、全員がアカシックワールドの気導力で自身を満たしてから本題がスタートしました。

 

まずは「アカシック呼吸法をマスターする」です。
会長スペシャルセミナーにご参加いただいた方には復習となりますが、もっとも大切な部分なのでご自身の理解を再確認して、必要とあれば修正していただきました。今回が初受講となる方にとっては未知なる呼吸法です。しかし、本部長の分かりやすい解説と力作のアニメの効果によって、タイムスキャン呼吸法もご存じない方でも迷うことなく順調に習得していただけました。
そして、いよいよ会長の設定伝授です!順番に伝授を受ける間、全員で呼吸法の練習を続けました。

 

次に「基本アプローチ」。今回は、会長スペシャルセミナーで紹介された注入ポイントの中から2箇所に絞ってのアプローチでした。実習は、会場のあちこちから驚きと喜びの声が聞こえてくる大盛り上がり雰囲気です。その実習によって、それぞれのポイントからの気導力注入で全身の症状が解消できること、そしてその効果の高さ、さらには各ポイントに触れている時の自身の手の感覚を全員が確認しました。

 

続けて、「遠隔アプローチ」です。基本アプローチで確認した成功体験と手の感触を、遠隔時に相手の注入ポイントに触れているイメージの根拠とすることで、遠隔アプローチの効果は確かなものとなりました。まずは、自分に対する遠隔でその効果を実感してみます。その効果に全員が驚いていました。私は個人的に、この効果に一番感動!!インプットして気導力注入するより症状が解消されたのではと思うほどの効果でした。ちょっと複雑な気持ちがこみあげてきたことは言うまでもありません。次にペアを組んでの実習です。傍から見ていると誰が誰に遠隔しているのか分からない不思議な状態の中で、これもまた大盛り上がりでした。最後は、ひとりに対して他の全員が一斉に気を送る集団遠隔の体験。受け手となって貴重な体験をした全員が、自身に向かって飛んでくる大量のエネルギー感を実感して、感動していらっしゃいました。

 

最後は「全身インプットアプローチ」。アカシックワールドで初めて刺激を伴うアプローチです。遠隔での実習では、全員が症状を無理やり探し出してやっていたほど、身体は調子が良い状態になっています。そこからどれだけ楽になるのか、私は興味深く見ていました。その結果は、「みんながそこからさらにすごく楽になった」でした!!それは起き上がった皆さんのお顔を拝見すれば一目瞭然!全員、目がパッチリと。それでいてホッコリとした笑顔を浮かべて気持ちよさそうに身体を動かしながら「あー楽だー」と仰っていたからです。
私はこのアプローチを今現場で使いまくっております!!臨床の場で初めに施したり、最後に施したりと、相手の状況に応じて非常に使い勝手が良いからです。
皆さまもぜひ手に入れてくださいませ。

 

 

 

 

 

<第219回 気導術研究実践コース> 2023年12月開催 

 

全身を活性して身体機能を一気に高める!

 

◎身体超活性アプローチ&即効ポイント4

 

 

―――――――― <レジメ前文と内容> ――――――――
若い頃を振り返ってみると身体が思い通りに動いて、まさに全身が繋がっているという感覚だったと思う方は多いでしょう。しかしながら、最近は若い方でも力を入れたり抜いたりのコントロールが苦手な、身体の繋がりが悪い方が増えているように感じます。これは、加齢による影響のみならず、現代社会的なライフスタイルから生じる脳や身体の疲労、そして本質的な運動不足などによって身体の応答性が悪くなっていることが一因となっています。その応答性に大きく関わっているのが身体中を張り巡っている神経と筋膜です。これらの機能が低下すると、身体制御に必要な情報が充分に伝達されなくなり、身体のコントロール能力の低下を招きます。
今回は、身体のコントロールに重要な神経や筋膜を活性することで、失われていた身体能力の回復を図ります。きちんと動けて、きちんと休める、より若々しい身体を手に入れましょう。

 

 

・自身の指へと導く気導力の流れを再確認する
・腕の神経を活性して上肢の能力を引き出す
・胸鎖乳突筋を緩めて深部に潜むストレス感を解消する
・脊椎のこわばりを解消して神経の流れを改善する
・後頭部にかかる筋膜のテンションを調整して脱力しやすくする
・全身の筋出力を連動させて運動能力を向上させる
―――――――― <レジメ前文と内容> ――――――――

 

 

この月は、気導術ならではの身体機能を回復・活性させる「身体超活性アプローチ&即効ポイント」シリーズの第4弾です。この回は、アプローチするターゲットが「神経」と「筋膜」で、私は個人的にも非常に興味を引かれました。「神経」や「筋膜」をターゲットにしてアプローチすると『こんなにも効果が出るんだ』を経験することで、治すために意識できる領域を増やしていただくことがこの回の大きな目的です。
年明けの会長スペシャルセミナーでは『アカシック・ワールド』として潜在能力がより高まります。人を治すために、より高まった潜在能力をより有効に活用するためには、「治すためには何をどうしたいか」という顕在意識が明確にある方が求める効果に至りやすいことは明らかです。そのために、自身がすでに身に付けていることを再確認することによる顕在化と、これまでとは異なるターゲットによる効果の認識という新たな顕在化を図ることで、意識できる領域を増やしておきたいと思います。

 

1つ目が「自身の指へと導く気導力の流れを再確認する」。
この回、神経や筋膜の活性のためにAA式インプット法を多く活用するので、まずはETの強化から入りました。そのために必要なのが、すでに身に付けている力を顕在化することです。
手指の呼吸によって、自身の手指から気導力が放出されている感覚を改めて顕在化することで、気導力注入による効果が増幅します。手指の一本一本に触れないETで気を通しながら、その指で呼吸をすると指の中を気が通る感覚が得られました。これは、ETで気導力を注入した際に自身の指を気が通る感覚の顕在化です。そして、そこにA設定の文言を合わせると気が通る感覚が増幅しました。これは、すでに「気を流す」と意識しただけで気が流れ始める方も多くいらっしゃると思われる中で、文言を合わせると効果が増すということの顕在化となります。
そして、触れないETで手首などに気を通したり、触れないAA式インプット法で肩などに気を入れたりしました。触れないAA式インプット法は今回初公開。「エアーで施すAA」なので名付けて「トリプルA」です。いずれでも、受けた人は自身の身体の中を気が通る感覚だったり、気が入ってくる感覚を全員が実感しました。さらに、その結果として「楽になった」「軽くなった」「スムーズに動くようになった」「可動域が広がった」などのプラスの効果を全員が実感。これによって、改めて気導力の効果が顕在化されました。
すでに持っている自身の力の顕在化を積み重ねることで、基礎テクニックの効果は増幅された状態です。また、あえて触れずにETやAA式インプット法で効果が出ることを確認したことで、この後「触れれば、もっと効果は出る」ということを顕在化していただきました。この状態で新たなアプローチに臨めば、そのアプローチの効果はより強く顕在化されます。

 

2つ目は「腕の神経を活性して上肢の能力を引き出す」。
このアプローチのターゲットは「神経」です。私は、これもすごく奇抜な方法だと感じました。どこでも便利に活用できる、とてもシンプルな方法ですが、短時間で上肢の能力を引き出します。そして、上肢ばかりでなく肩や首まで楽になります。
まずはある場所に気導力を注入。続けて相手に上肢をある2種類の格好に、神経の張りを感じようとする意識を持ちながらセットしてもらいます。術者は相手の首から手指にかけてAA式インプット法を施し、さらに上肢に触れて気導力を注入。気導力を注入する際は「神経の通りをよくする」という意識を持って施すのがコツです。そして、最後に上肢全体に圧迫刺激を加えて気導力注入します。アプローチの手順はこんなにシンプルです。しかし、途中でどんどん上肢や肩が軽く楽になっていきます。
その効果には全員がビックリです!それによって、神経をターゲットにした効果が全員の中に強く顕在化されました。人を治すことにおいて意識できる領域が確実に広がりました!!

 

3つ目は「胸鎖乳突筋を緩めて深部に潜むストレス感を解消する」。
このアプローチのターゲットは「筋膜」です。私は個人的にこのアプローチの効果に「ここまで取れるのか!!」と大感動しました。本当に凄いですよ!!
後頭部に存在する胸鎖乳突筋の筋膜を相手にも術者にも負担の無い方法で緩めます。この段階で胸鎖乳突筋はかなり緩みます。その後、片手を相手の後頭部の下に差し入れ、残る手で胸鎖乳突筋にアプローチ。その結果、当然首はすごく楽になるのですが、同時にストレスが抜けた効果で視界は明るく、気分が良くなって、頭がもの凄くスッキリします。加えて、フェイスラインも綺麗になって、顔色と顔の肌つやまでもが良くなります。
これによって、胸鎖乳突筋の深部の緊張を解消することが、ストレス遮断としても非常に有効であることが顕在化されました。

 

4つ目は「脊椎のこわばりを解消して神経の流れを改善する」。
このアプローチのターゲットは「脊髄神経」と腰臀部の「筋膜」です。このアプローチにも個人的に大感動しました。セミナー前の総本部での手合わせで本部長に施してもらったのですが、立った瞬間に腰臀部が無くなったような軽さを強烈に感じたのです。そして、身体全体がスッキリと非常に楽になっていました。今でも、その感覚は鮮明に記憶に残っています。
このアプローチは座位で行います。座っているとき、臀部の筋肉は緊張しているので筋膜は張った状態です。そこに加えて、骨盤を倒して背中を丸めたような、いわゆる悪い姿勢をとると筋膜に寄りかかることになり、筋膜はさらに牽引されます。この状態が持続されたり、繰り返されたりすることが、腰臀部の筋膜が硬くなったり、周りの骨などに固着したりする原因のひとつです。したがって、座位で腰臀部の筋膜にテンションがかかった状態でアプローチすることが肝となります。また、加重状態で脊柱のこわばりを解消することも、活動のための神経活性に繋がるので、座位でのアプローチが大きな意味を持つのです。
この効果も全員が実感。皆さんの中に、「脊髄神経」の活性の効果と腰臀部の「筋膜」へのアプローチの効果が顕在化されました。

 

5つ目は「後頭部にかかる筋膜のテンションを調整して脱力しやすくする」。
このアプローチにも驚かされました。術者の操作としては、あお向けになった相手の後頭部を包むように手を当てて、頭皮を上方に牽引しているだけ。その状態で相手に4パターンの態勢をとってもらい、それぞれの態勢で一定時間気導力注入します。一通り終わると、相手は脱力できるようになり、全身が楽になるのです!!目から鱗、の感じでした。
それほど猫背でもないのにあお向けに寝ると顎が上がってしまう方、あお向け状態では普通でも股関節を屈曲させると顎が上がってしまう方がいらっしゃいます。このような方は背面の筋膜が伸ばされる状態になると、後頭部に先にテンションが伝わるために頚部を伸展させて縮めることで、背中の筋膜が伸ばされることを庇ってしまう悪いクセが付いているのです。
また、後頭部の筋膜にかかるテンションは身体の緊張に大きく影響しています。それ故、そのテンションを調整して適正化することで、身体の緊張が和らぎ、脱力できるようになるのです。その結果、寝ている時にきちんとリラックスできるようになり、睡眠の質が上がります。これによって回復力が上がり、ダメージが溜まっても回復できる身体になることが望めるのです。
これもまた、「筋膜」を調整することによる効果の顕在化となりました。

 

最後は「全身の筋出力を連動させて運動能力を向上させる」。
数あるスポーツの中でも、「全身の筋力を総動員」して行う運動はほとんどありません。また、人はもともと持っている筋力を使い惜しみしているものです。
このアプローチはそれらを踏まえて、あえて全身の筋力を発動した状態で腸腰筋と臀部、大腿部をAA式インプット法で活性します。これだけで全身が一気に繋がって、これまで発揮できないでいた運動能力が引き出されます。身体が躍動するように、超速く歩けるようになったことで、全員がその効果を実感しました。また、このアプローチによる効果は身体を一体化させるので、患部を周り全体で回復させようとする環境も望めるようになります。
そして、このアプローチでAA式インプット法が高い効果を発揮することが、さらに強く全員の中に顕在化されました。

 

 

私はセミナー後、「胸鎖乳突筋を緩めて深部に潜むストレス感を解消する」と「後頭部にかかる筋膜のテンションを調整して脱力しやすくする」を自由診療で担当するほぼ全員の患者さんに施しています。また、上肢が関連する症状の方には「腕の神経を活性して上肢の能力を引き出す」を、腰部が関連する症状の方には「脊椎のこわばりを解消して神経の流れを改善する」を、メンテナンスで特に辛い症状がない方には、さらに元気になっていただくために「全身の筋出力を連動させて運動能力を向上させる」を施しています。
このように、症状に合わせてパーツとして活用しても、その一手の効果に患者さんは皆さん驚かれます。また、セミナーで全員が「あー楽になった」と言ってお帰りになるように、5つのアプローチをメソッドとして活用すれば当然相手に「全身楽」を提供できます。
毎度のことではありますが、12月の私の施術は今回の内容が主軸になっています。なぜならば、患者さんに素敵なプレゼントを差し上げたいからです!
この回も、誠に使い勝手良く、効果が高いアプローチばかりでした。ご家庭でも、職場でも手軽に活用可能です!皆さまも、ぜひ身に付けられて、周りの大切な方々を笑顔にしてさしあげてくださいませ!!

 

 

 

 

 

<第218回 気導術研究実践コース> 2023年11月開催 

 

身体の内外から身体機能を向上させる!

 

◎身体超活性アプローチ&即効ポイント3

 

 

―――――――― <レジメ前文と内容> ――――――――
情報化が進んだ現代に生きる私たちは、常に多くの情報を脳で処理しながら生活しています。また、ストレス社会とも言われる今日では、多大な情報処理とともに脳にかかる負担はかつてないほど増えているといえるでしょう。これは、情報を外部とやり取りしている脳神経に対しても同様です。身体だけでなく、頭や心が疲れていると感じる人が増え続けている現代では、ストレスのケアに加えて、脳神経の疲労を解消できる手段が求められます。

 

現代のライフスタイルでは、同じような身体の使い方が繰り返され、一年の間に一回もしなかった動きがあります、というような生活を送っている方も少なくありません。身体の動きばかりでなく、情報機器が欠かせない生活では画面の中の情報ばかりで思考を続けている習慣によって、五感や心も運動不足になっているように思います。これも、身体の回復を妨げる要因になっているといえるでしょう。

 

身体能力は一般的に二十歳がピークで、その後は徐々に低下していくものです。様々な身体能力の中で、筋力は比較的穏やかに低下していきますが、それに比べて瞬発力や俊敏性などの能力はより早く低下する傾向があります。例えば、つまずいたときに、立て直せるか転んでしまうかというリカバリー能力の低下は、深部感覚や筋力の衰えだけでなく、視覚情報や平衡感覚などの情報処理が脳で追いつかなくなり、それに伴い身体の動きが鈍くなるという現象が要因のひとつです。さらに、動きの中で連動しなければならない筋肉の協調性が、筋膜の硬さによって低下してしまうこともあります。これもまた、身体能力が低下する一因です。このように、身体能力の低下は多くの要素が絡み合って生じる現象であり、それぞれを重要な要素として捉える必要があります。

 

重力に対して姿勢を保つ筋肉群を抗重力筋と呼び、それらが骨や靱帯などを介して機能的に連動することで「力の流れ」が作られます。しかし、この「力の流れ」を適切に伝達できない箇所があると、脳や脊髄といった司令塔との情報伝達の精度が下がり、筋力のコントロールに乱れが生じやすくなります。これは、運動など力を必要とする動作はもちろんですが、休息や睡眠など力を抜くという動作でも同様です。これはリラックスが苦手な人に当てはまりやすい特徴のひとつと言えます。

 

今回は、手足の筋膜を調整して力の流れを整えると共に、目や平衡感覚に関わる脳神経の活性を図ります。それに腰臀部へのアプローチを加えることで、身体の内外から身体機能を向上させてまいります。

 

 

・上腕部の筋膜の流れをスムーズにして症状の慢性化を防ぐ
・足首を内外転する筋力を活性させて脚の能力を引き出す
・平衡感覚を改善して身体制御を滑らかにする
・大腿部内側の硬さを改善して脚の自在度を向上させる
・腰臀部の筋肉を連動させて腰の機能を高める
―――――――― <レジメ前文と内容> ――――――――

 

 

この月は、気導術ならではの身体機能を回復・活性させる「身体超活性アプローチ&即効ポイント」シリーズの第3弾です。この回でも、驚愕の効力を発揮する目から鱗のアプローチが5つ発表されました。
この回の解説の中で、私にはとても印象的だった言葉があります。「今日の元気、明日の活力、5年後10年後の健康。この種を植え付ける。」でした。気導術の施術は、これを狙ったものにしたいということでした。

 

1つ目が「上腕部の筋膜の流れをスムーズにして症状の慢性化を防ぐ」。
この回でも最初から驚きのアプローチが発表されました。とてもシンプルな方法でありながら、抜群の効果を発揮します。
腕の張りやコリ、深部疲労は肩や首に影響を与えます。特に、上腕部の筋膜の硬さは様々な慢性症状の原因となるそうです。このアプローチは、術者が上腕部の皮膚を操作してから、相手に上肢のアクションを促し、気導力を作用させるだけです。それなのに、その効果に受けた人も驚きます。上肢も肩も首も一気に楽になるのです。
これによって、上肢は普通に使っていてダメージが溜まる状態から、ダメージを受けても回復が勝る状態に変わりました。また、ストレス遮断の効果もあります。筋膜が固着しているところにはストレスが滞留するので、リリースされると溜まっていたストレスが解放され、ストレス感が軽減されるのです。さらには、その後たまり難くなくなるためストレスに対する耐性が上がります。逆に、このアプローチで楽になった分は、他のアプローチでは取り辛かったりします。

 

2つ目は「足首を内外転する筋力を活性させて脚の能力を引き出す」。
このアプローチの効果にも本当に驚きました。それも、驚きは2つです。
そのひとつが「気は心」の効力。今回、セミナーのレジメに初めて「気は心」の活用法が記載されました。足の甲の3箇所に「気は心」を貼るだけで、足指が動かしやすくなり、足首の可動域も広がり、脚が軽くなってしまうのです!結果、すごく歩きやすくなって、脚が疲れにくくなります。私は、連日のセミナーの間にそれを強烈に実感しました。気の力で、脚の正しい動きや連動が引き出されるのです。ですので、しばらく貼っておくことで脚の正しい使い方が身体に教育され、やがて身体がそれを覚えるので「気は心」を貼らなくても、疲れにくい正しい脚の使い方ができるようになります。
そして、2つ目の驚きが足首を内外転する筋力を活性するアプローチの効力。これは相手を転ばないようにさせることを目的とするものです。術者にとっては、とても簡単な手技で、相手に筋肉の使い方を教育。さらに、内外転させた位置でしっかり地面を踏むことまで教育します。受けてみると大腿部の過緊張も解消され、脚が非常に軽くなることを全員が実感しました。これによって、平常時は膝にかかる負担が軽減され、さらに不意に転びそうになった時にリカバリーできる能力を取り戻せたのです。

 

3つ目は「平衡感覚を改善して身体制御を滑らかにする」。
これは本部長によるフルオリジナルのアプローチです。毎度のことながらこれは特に、「よくこのようなことを思いつくものだ」と心底敬服します。
平衡感覚は加齢によって衰えもしますが、鍛えることもできるそうです。鍛えることで、「転びそうにならずに済む」ようになることを望めます。そしてこれは特に、施術後の夜ベッドに入った瞬間に「あー、幸せだなぁ…」と感じてもらうことを狙っていて、さらには施術後に「あれからずっと体調が良いですよ」となってもらうことを目指したアプローチだそうです。
日常生活では絶対にやらない、『ちょっと変わった運動』を相手にやってもらいます。そして気導力注入すると、相手は一気に脱力できるようになり肩こり感などが軽減されて、すごく楽になります。さらに、視界の端の部分がアクティブになり、視野が広がり目も楽になります。普段後ろを向くなどの動作において首を回すことにマージンを取っている人に、見るという行為に集中させることで首を回す操作を教育するのです。加えて、『ちょっと変わった運動』によって身体が上からも下からも繋がることで、相手は無駄な力が抜けてリラックスしやすくなり、とても楽を感じます。

 

4つ目は「大腿部内側の硬さを改善して脚の自在度を向上させる」。
筋肉が拘縮して、棒のように硬くなっている内転筋群。なかなか緩ませるのが難しいと感じた経験をお持ちの方は多いのではないでしょうか?ましてや一番元の恥骨際の固さは取り切れないと…。その問題を解決する特効ポイントを本部長が発見して、構成したのがこのアプローチです。私は臨床の場で使いまくって、「ここまで取れるのか」と日々その効果に感動しています!!私の場合はこのアプローチに、「気の教室」実践Ⅰコースの第7回で発表された「腸腰筋を活性する」メソッドを併せて活用しています。おかげさまで、これまで股関節症状で「あと少しいければ、ぶり返しもなく完全解消に届くのに…」という患者さんの突破口が開けました。さらに、この特効ポイントは内臓に関連する筋膜なので、生理痛や更年期症状に対しても有効だそうです。

 

最後は「腰臀部の筋肉を連動させて腰の機能を高める」。
このアプローチも非常に使い勝手が良い、優れものです。臀部と併せて、臀部と連動する腰部の関連ポイントに同時にアプローチすることで、対角線で臀部と腰部をしっかり緩めることができます。そればかりでなく、普段は入らない入力に対する抵抗運動も入れることで、新たな連動も呼び起こしながら活性することで腰の圧が高まり、腰の機能は高まるのです。
日々の臨床で患者さんを診ていると、腰痛や臀部痛、股関節症状の患者さんのほとんどが、お尻の力が抜けずに硬くなっています。その他の症状の患者さんでも同様で、疲れやすい、疲れが抜けないとおっしゃる患者さんは全般的にお尻の力が抜けなくなっている方が多いと感じます。そのような方たちに、このアプローチは最適です。ということで、私は日々多くの患者さんに対して活用しています。

 

 

この回も、誠に使い勝手良く、効果が高いアプローチばかりでした。一手の効果に患者さんは皆さん驚かれます。すべてのアプローチをメソッドとして施せば、患者さんに「全身楽」を提供できます。ご家庭でも、職場でも手軽に活用可能です!皆さまも、ぜひ身に付けられて、周りの大切な方々を笑顔にしてさしあげてくださいませ!!

 

 

 

 

 

<第217回 気導術研究実践コース> 2023年10月開催 

 

脳と身体の若さを引き出し、身体機能の土台を改善する!

 

◎身体超活性アプローチ&即効ポイント2

 

 

―――――――― <レジメ前文と内容> ――――――――
ある程度の年齢の方であれば、若い頃と比べた自身の身体の変化を実感されていると思います。年齢とともに運動能力が低下するのは自然な現象ですが、いわゆる最大筋力が落ちたことはそれほど問題ではないでしょう。問題なのは、身体の動きを制御する能力が低下したり、疲労回復が遅くなったりすることです。これらは身体能力の土台となる要素であり、その能力低下が様々な症状を生み、また回復を妨げる大きな原因になっています。この能力低下は、老化によるものだけではなく、現代的な生活習慣によるものも大きく関わっています。そのため、若い世代でも同様の問題を身体に抱えている方が増えており、年代を問わず本質を捉えた施術を提供することが今後ますます求められてくるでしょう。今回は、脳神経や呼吸の調整、そして身体の繋がりや筋肉の活性を図ることで、身体能力の向上を目指してまいります。

 

 

・身体背面の筋膜的な過緊張を解消する
・脳神経を活性して身体制御の能力を回復させる
・母指球から連なる呼吸に関連する筋肉を調整する
・上半身と下半身を繋ぐ腰方形筋の硬さを解消する
・血流促進や疲労予防の要であるふくらはぎの筋肉を活性する

―――――――― <レジメ前文と内容> ――――――――

 

 

この月は、前の月から始まった気導術ならではのアンチエイジングを実現する「身体超活性アプローチ&即効ポイント」シリーズの第2弾です。この回も、驚愕の効力を発揮する目から鱗のアプローチが5つ発表されました。

 

1つめが「身体背面の筋膜的な過緊張を解消する」。
最初から驚きのアプローチが発表されました。とてもシンプルな方法でありながら、すごく理に適っているので非常に高い効果を発揮します!!
人が症状を訴えるのは、背中や腰、ハムやふくらはぎなど身体背面の部位がほとんどだと言えます。それは人が二足歩行であるために、身体背面には姿勢を保持するための抗重力筋として働く筋肉が複数存在しているからです。そして、身体背面の筋肉は足底からおでこまで筋膜で繋がることで機能的に連動しています。そのため背中などに生じた筋膜の過緊張は頭部に伝わり、頭部の筋膜も過緊張で硬くなり、その伸縮性が損なわれます。これは言うなれば背面の筋膜が頭部でロックされた状態です。そうなると背面の筋膜には余分なテンションがかかるようになって、身体背面の症状の誘発やぶり返しの原因となります。
このアプローチはその状態を一気に解決。相手に頭部の筋膜にテンションを掛けるような姿勢になってもらい、頭部の筋膜を緩めます。すると、頭部でのロックが外れて背面の筋膜全体に余裕を持たせることができるのです。その状態は、頭部がスッキリ!背面を中心とした身体のあちこちが楽になります。
私は、このアプローチは「多くの患者さんに必要な一手」だと感じました。きっと、体質改善の切っ掛けになると思ったからです。ですから今、ほとんどの担当患者さんに施術の一手目として活用しています!!

 

2つ目は「脳神経を活性して身体制御の能力を回復させる」。
これもとても奇抜なアプローチ法です。本部長は「よくこのような方法を考え着くものだ」と、いつも以上に驚かされました。ある方法で普段は受動的に働いている聴覚を積極的に使うことで聴覚に集中力を集約させて、そこに気導力を作用させると脳神経が活性されるのです!すると、体性神経のバランスも整い、身体が動かしやすくなります!首や肩もすごく楽になります。さらに、聴覚に集中力を集約させることで、普段休まずに働いている視覚を強制的に休ませることができ、目の疲労も解消されてしまうのです!結果、身体が楽になるばかりでなく、見るものがキラキラ輝くように見えたり、音に艶が出たり、音が聞き分けやすくなった感覚が得られます。
一手で生活に重要な感覚器が活性されて、身体も楽になる凄技です。当然、日々の治療で活用しまくっております。患者さんの不思議そうな表情が混じった笑顔は最高です!!

 

3つ目は「母指球から連なる呼吸に関連する筋肉を調整する」。
私は受けてみて、このアプローチの効果に大感動いたしました。具体的にどこがどのように楽になったか分からないのですが、何だか「爽やかなすごく楽」を感じたのです。
母指球からの筋膜的な繋がりや、機能的な関連、体幹部の位置的な関連がある呼吸に関連する筋肉を、母指球と繋いで状態を調整していきます。相手に呼吸に伴ったあるアクションをしてもらうことで、調整は非常にスムーズに進みます。一番の効果として呼吸がしやすくなるのですが、それに加えて身体がすごく楽になるのです。
呼吸は身体機能の土台としてとても重要なので、自由診療で担当する患者さんには全員に施しています。そして、皆さんが私と同様に呼吸のしやすさと共に「不思議な楽」を実感してくださいます。

 

4つ目は「上半身と下半身を繋ぐ腰方形筋の硬さを解消する」。
このアプローチでは新たな身体感覚を実感できます。腰方形筋は、腰痛アプローチにおいて主要な筋肉として気導術ではメジャーな筋肉です。腰椎の両側に存在していて、体幹の側屈や伸展動作において働きますが、大きな筋肉ではないので大きなトルクは発揮しません。腰方形筋の何より重要な役割は「力の流れの交差点」としての働きです。
腰方形筋は立っていても、座っていても、歩いていてもずっと活動しています。寝ているとき以外はずっと働いているのです。したがって、いつもずっと縮んだ状態になっています。それがちゃんと伸びて、ちゃんと縮むことができるようになれば全身が繋がってきます。その結果、腰方形筋の正常化は腰痛の解消ばかりでなく、いろいろなものが活性されるという大きなプラスをもたらすのです。
実際に受けてみて、本当に驚きました。腰に痛みもなく、張りや重たさも感じていませんでしたが、やってもらった後は腰がすごく軽いのです!そしてとても伸びやかで動かしやすい!まさに上半身と下半身が素直に繋がったという新たな感覚。「これが新たな性能だ!」と納得しました。「ない」ものとして暮らしてきたものが「ある」ものに変わるこのアプローチによって、身体は再び成長期に入りました!!
日々の治療において、患者さんに大きなギフトをお届けしています。

 

最後は「血流促進や疲労予防の要であるふくらはぎの筋肉を活性する」。
これにも「ふくらはぎに対してこんなアプローチの仕方があったのか!?」と大変驚きました。まず腰部へのアプローチでふくらはぎの過緊張を解消します。「え、こんなところからふくらはぎの過緊張がとれちゃうの!?」と驚きました。続けてアキレス腱への神経伝達を活性します。ここまでは、基本手技であるインプット2がとても効果的に活用されます。最後に下腿の筋ポンプ活性のアプローチで、アキレス腱の腱反射とふくらはぎの筋肉の伸縮運動の教育を施すことで終了です。すると、ふくらはぎはとてもしなやかで柔らかくなり、しっかりと力を発揮できるようになりました。そして、アキレス腱の腱反射によるバネ感が蘇り、階段の昇り降りが非常に楽になります。まさに若返りの一手です!!
このアプローチの効果で腰も楽になります。また、腰とアキレス腱に挟まれた殿部やハムストリングも緩みます。したがって、うつ伏せでの下半身の治療が効率的に行えるので、私は若返りもギフトできるこのアプローチも日々の治療で頻繁に活用しております。

 

 

皆さまもご自身のために、周りの大切な方たちのためにぜひ身に付けて、気導術だからこそ可能なアンチエイジング効果をご実感くださいませ。

 

 

 

 

 

<第216回 気導術研究実践コース> 2023年9月開催 

 

身体の芯から元気が湧き上がる!

 

◎身体超活性アプローチ&即効ポイント

 

 

―――――――― <レジメ前文と内容> ――――――――
基本的に、立ったり歩いたりといった日常的な動作は年齢を重ねてもできます。しかし、多くの人が感じるのは、その動作の安定感や持久力が若い頃とは異なることです。その背後には、加齢による自然な老化の影響があることは否めません。一方、現代のライフスタイルでは、使いやすい筋肉ばかりに頼り、本来であれば機能しなければならない筋肉を活用しない傾向があります。これは年齢に関係なく、若い世代でも同様です。その結果、若い人たちでも老化した身体のような状態になっている例が増えています。この筋肉のアンバランスが老化プロセスを加速させる大きな一因となっており、年代を問わずその改善が若さを取り戻すためには大切です。今回は、そうした筋肉を活性して改善を図ることで、芯から元気が湧き上がるような若さ溢れる身体の獲得を目指します。

 

 

・目のクセから生じる脳の疲労を解消する
・肘周りの過緊張を解消して症状の慢性化を防ぐ
・ハムストリングを活性して前に進む力を高める
・大地をしっかり捉えるよう中心軸に力を集める
・腸腰筋を活性して上半身と下半身を繋ぐ

―――――――― <レジメ前文と内容> ――――――――

 

 

今年は一年の半分以上がタイムスキャンシリーズで盛り上がりました。8月の本部長のスペシャルセミナーも大盛り上がりでした。今年も残すところ3分の1となって、研究実践コースも新たな展開となりました。それは、気導術で常に重きを置いているアンチエイジングを実現する「身体超活性アプローチ&即効ポイント」シリーズです。
そのスタートをきるこの回も、驚愕の効力を発揮するアプローチが5つ発表されました。

 

1つめが「目のクセから生じる脳の疲労を解消する」。
これは受けてみて、私個人がその効果に非常に感動したものです。人の身体は使いやすいところを優先的に使う特性があって、目も同様に見やすい方で優先的に見るクセが付いているということ。視神経は脳に直結しているので、見るクセによって脳の偏った領域ばかりで情報を処理することになり、結果的に脳の疲労に繋がります。
私は乱視も入ってひどい老眼で、この傾向が強かったようです。本部長にやってもらうと、すごく焦点を合わせやすくなって、視界がクリアでとても物が見やすくなりました!そして頭がものすごく楽になって、身体も楽になったのです!!大感動でした。
私の感覚からすると、目のクセは一度改善されると改善されたレベルで良い状態が継続されるようです。焦点が合わせやすくなった感覚はあれ以来ずっと残っています。それ故に、さらなる改善を図って目や頭に疲労感を覚えると、このアプローチでセルフケアしています。
臨床の場では肩こりや首こりを訴える患者さんに「目も疲れていますか?」とお聞きすると、ほとんどの患者さんが「はい」とお答えになります。そのような場合は、このアプローチから入ります。なぜなら、目の疲労も解消できると共に脳の疲労が解消されているので、「治りやすい身体」になるからです。

 

2つ目は「肘周りの過緊張を解消して症状の慢性化を防ぐ」。
上肢の疲労は様々な症状に関係していますが、過剰に使った記憶がなければ疲労していることになかなか気づかないようです。治療の観点からすれば、見逃せないところ。しかしながら、上肢を深部までしっかり緩めるのは時間がかかって、なかなか難しいものです。その問題を解決してくれるのがこのアプローチ!術者は患部をタバサでフックしておいて相手に筋肉を使わせるだけで、術者にとっては非常に楽な手法です。しかし、すごく理に適っています。患部をフックして皮膚や皮下脂肪の遊びを取っておくとで相手は力を入れやすい状態になります。その状態で相手が力を入れて筋肉を使うと、フックした術者の手の中で各組織が効率的に滑走。結果、固着した部分が無理なくリリースされるのです。
そしてこのアプローチのさらに優れたところは、筋力を使わせながらのアプローチなので筋肉が緩むばかりでなく、しっかりと活性されている点です
非常に効率的で、かつ患者さんもその効果を実感しやすいので、私は臨床の場でフル活用しております。

 

3つ目は「ハムストリングを活性して前に進む力を高める」。
ハムストリングは歩行時の推進力を担うもの。普段歩いている時にしっかり使っていると思いきや、このアプローチの方法で使おうとしてみると驚くほど使えていなかったことに気づきます。人によってはほとんど動かせません。やってみれば「ハムストリングって鈍っているんだなぁ」と納得しますよ!
それを非常に簡単なアプローチで活性させます。すると誰もが歩くスピードが速くなったことに感動!!そうなれば日々の疲労度合いが軽減されるので、相手への大きなギフトになります。

 

4つ目は「大地をしっかり捉えるよう中心軸に力を集める」。
これがまた、「こんな短時間でここまで下肢の余分な緊張を解消して、力の流れを正しく整えられるのか!?」と術者としてその効果に感動するほどの超凄技です!!腓骨筋を活性して下腿部で力が外に流れないようにし、内転筋を活性することで大腿部の力の流れを中心軸に集めます。
人の身体は中心軸に力が流れれば、体幹部の筋肉が適切に連動して姿勢も良くなります。さらに、周りのアウターマッスルに余分な緊張が生じることなく、安定して楽に動くことができるようになります。当然日常動作で必須の「歩く」動作もすごく楽に。ハムストリングの活性によって得られた推進力が外に逃げることがなく、身体の中心軸を前に進める力になるのです!
総本部の治療院ではスタッフ全員が多用しているため、院内のあちらこちらで誰かが活用している姿が見られるほどです。

 

最後は「腸腰筋を活性して上半身と下半身を繋ぐ」。
これは本当に目から鱗の手法でした。腸腰筋は、腰痛治療においては必ずと言ってよいほど活性することを必要とする筋肉です。しかし体幹の深部に位置しているため、インプットするにはそれなりの手技のうまさが求められます。うまさが足りないと術者は力に頼りがちになり、相手はそれに対して防御反応で身体を固くします。結果、不要な痛みまでも相手に感じさせることで相手の負担になり、ターゲットである腸腰筋はなかなか緩んでくれません。上手な人にしてみても相手の身体のボリュームによってはインプットするのに苦労する筋肉です。
その腸腰筋に対するこのアプローチ法は「こんな方法で!?」「こんなに簡単に!?」といった驚きで、私の目からは鱗が落ちました。この方法であれば術者にとっても相手にとっても大きな負担軽減となります。
これもまた、ご多分に漏れず臨床の場で活用しまくっております。これは私にとって本当に実用的な宝物となり、施術の幅がまた広がりました!!

 

 

皆さまもご自身のために、周りの大切な方たちのためにぜひ身に付けて、気導術だからこそ可能なアンチエイジング効果をご実感くださいませ。

 

 

 

 

 

<第215回 気導術研究実践コース> 2023年7月開催 

 

タイムスキャンシリーズ超活用

 

◎肝腎筋骨調整法 <設定伝授>

 

 

―――――――― <レジメ前文と内容> ――――――――
タイムスキャンテクニックの進化
脳内の歯状回では新しい細胞が生まれ続けている。その新生細胞には、何か特別な役割が潜在しているはずである。その予兆と確信をきっかけとして生まれたタイムスキャンテクニックは、1月の会長SPから現在まで進化を続けながら、痛みや可動域の改善をはじめとして、重心調整、ストレス遮断、身体活性など、様々な効力を発揮できる手法として皆さまにご活用いただいております。顕在意識と潜在意識、ブラボーポイントに秘められた能力、そして気導力が結びつくことで生じる治療効果は、一般常識からすれば、とてもマジカルな現象に感じることでしょう。しかし、そこから多くの人を笑顔に導いている事実が、これからの時代の常識をつくっていくのだと確信しています。

 

タイムスキャンA注入法の意義
A設定は、初めて気導術を身に付ける際に習得した気導力注入法です。この文言には、文面としての意味合いを超えて様々な意義が込められています。そこには、大切な人に健やかでいてほしいとの願いや、ご縁をいただくことの有難さ、相手や自身の喜びを求める心など、「誰かを大切に思う根源的な願いへの価値観」が含まれます。この価値観が本能的に相手に伝わることにより、A設定は自身と相手の大切な領域を繋ぐ架け橋としての役割を担える気導力注入法となります。その特性を継承しているタイムスキャンA注入法は、ブラボーポイントを起点とする効果と共に、エネルギー量や浸透力の高い気導力注入法として大きな力を発揮します。

 

肝臓と腎臓に気導力を満たして身体を内側から元気に導く
肝臓と腎臓に触れながら気導力を注入する肝腎調整法は、日頃から活用されている方が多い気導術のスタンダードテクニックです。肝臓は代謝や解毒だどの役割を担い、腎臓は血液の濾過や水分バランスの調整などを担当する生命活動には欠かせない臓器ですが、その機能の維持や回復にも肝腎調整法は大いに役立っています。この肝腎調整法にタイムスキャンテクニックの願いを現実に導く力や、タイムスキャンA注入法の浸透力を併せることで、その効果は一段と高いレベルに昇華します。今回は、肝臓と深く関係する筋肉、そして腎臓と深く関係する骨に意識を向けながら、それぞれをエネルギー的に繋げていくことで、筋肉や骨の症状解消を図ると共に、身体の内側から元気を導いてまいります。

 

 

・タイムスキャン呼吸法をマスターする
・タイムスキャンテクニック/4点基本アプローチ/若返りの種を活性する
・タイムスキャンテクニック/遠隔治療
・脳内の情報伝達クリーニング/ストレス遮断
・タイムスキャンテクニック/タイムスキャンA注入法を手技に活用する
・肝腎筋骨調整法

―――――――― <レジメ前文と内容> ――――――――

 

 

1月の会長スペシャルセミナーで発表以来、タイムスキャンシリーズに寄せられる「これは凄い」という絶賛の声は後を絶ちません。本部スタッフも同様に感じており、共感すると共に大変嬉しく思っております。
タイムスキャンシリーズのテクニックは施術の現場において、上位互換によって必ず活用する最もスタンダードなテクニックになったと感じています。それ故、5月の特別集中セミナーから3日目のカリキュラムとして組み入れました。気導術は、タイムスキャンシリーズのテクニックが発揮する効果を当たり前の基準として、今後の進化を目指してまいります。

この今回のテーマは2つ。
一つ目は、この半年間展開してまいりました「タイムスキャンシリーズ」の総まとめでした。重要なポイントを再度確認することによって、皆さまに新たな発見をしていただき、タイムスキャンシリーズの効果のさらなる確実性の向上を狙いといたしました。
二つ目は、新たなテクニックとして「肝腎筋骨調整法」を発表されました。これは、肝腎は血液のターミナル的臓器であり、肝臓は筋肉と腎臓は骨とエネルギー的に補完し合う関係であることから、肝臓を通して筋肉を、腎臓を通して骨を元気にします。重要な臓器である肝臓と腎臓を元気にしつつ、筋肉や骨を身体の中から元気にしていく凄技です。その効果には、参加者全員が驚いていらっしゃいました。

 

タイムスキャンシリーズの総まとめは、まずは「タイムスキャン呼吸法をマスターする」から入りました。呼吸のルート上の重要ポイントをこれまでとは違う新たな方法で再確認。これによって呼吸のルートがすごく明確になり、タイムスキャン呼吸がしやすくなりました。呼吸のしやすさは一呼吸が発揮する効力の確実性を高めます。私はそのことを強く実感いたしました。

 

「4点基本アプローチ/若返りの種を活性する」と「遠隔治療」では、各々の手順をおさらい。まず、歯状回と海馬のポイントの位置をしっかりと確認しなおしました。誤って覚えている方もいらっしゃいましたが多少ズレていても、術者が「歯状回と海馬のポイントに触れている」という意識で触れて、タイムスキャン呼吸法を施せば効力を発揮してくれるのが気導力さんの寛容さです。そうであるならば、ポイントに正確に触れて施せばこれまで以上の効果を望めるはずです。そこを目指しました。加えて、声掛けの意味を再確認していただくことで、その重要性をあらためて理解していただけたと存じます。

 

「脳内の情報伝達クリーニング」は1月の会長スペシャルセミナーで発表されたもの。
ここでも、扁桃体・側坐核・DLPFCのポイントの位置をしっかりと確認し直すことから入りました。そして、発揮する効力の確実性を高めたタイムスキャン呼吸法を活用することでさらに高まった「脳内の情報伝達クリーニング」の効果を、皆さまにはご実感いただけたと感じています。
情報伝達のルートをさかのぼって施すことによって、ルート内に滞った情報のゴミを一掃。それだけでも視界が明るくなり、頭がスッキリ!身体も楽になってしまう!!さらに、情報が流れる正規のルートに則って施せばその効果がさらに上乗せされます。
私は、これまで以上に「人にとって必要なアプローチだ」という認識を高めました。

 

そして「ストレス遮断」はStage5で発表されたもの。一連の流れとして3手順施すアプローチの中の一手順です。
とてもシンプルな手法でありながら、その効果は絶大です。
わずかな時間でストレス感が解消され、気分が晴れやかに!!
視界がとても明るくクリアになり、頭がすごく軽くなります。首も楽になってしまいます。
そして驚くのは、施した側の顔がリフトアップされること!
ストレス感が解消されるばかりでなく身体的にも楽になり、さらに表情まで晴れやかになることで、ここからさらに良い状態に変化していくことを予感させる凄技です。
私は頭が疲れた時や回転が鈍ったなと思った時など、必ず施しています。
そして、これを含めたStage5のストレス遮断に惚れ込んで、現在臨床の場で使いまくっております。

 

タイムスキャンシリーズの最後は「タイムスキャンA注入法を手技に活用する」。
自身にある「誰かを大切に思う根源的な願いへの価値観」を顕在化し、自身と相手の大切な領域を繋ぐ架け橋の役割をさらに高めたA設定をタイムスキャン呼吸法に融合させた「タイムスキャンA注入法」は、ブラボーポイントを起点とする効果と共に、エネルギー量と浸透力が非常に高いことは誰もが実感するところです。発表以来、たくさんの方から「すごい!」「使いやすい!」という嬉しいご感想をたくさんいただいております。
今回は、「タイムスキャンテクニック」と「タイムスキャンA注入法」の違いをあらためて解説することで明確にし、今後の活用法をご理解いただきました。
活用法としてレクチャーされた方法で、「呼吸がしやすくなる」「気分を良くする」「関節を動かしやすくする」などの生じて欲しい効果を導いた気導力に伝えることによって、気導力が望んだとおりの効力発揮してくれることを全員にご実感いただきました。その効果にみな感動。その中でも特に誰もが驚いたのは、「呼吸が楽になって、気分を良くする」という効果を求めた気導力を全員が導いくことを行った実習の際に、みんなで実習していたエリアだけがそれ以外の場所と明らかに違った空気感になったことです。そのエリアだけが、高原のように清々しく爽やかな空気で満たされ、思わず深呼吸したくなるような空間になっていました!!

 

最後に、新テクニックの「肝腎筋骨調整法」が発表されました。
まずは気導術のスタンダードテクニックである「肝腎調整法」を、タイムスキャンシリーズと併せて活用することで、その効果が飛躍的に高まることをご実感いただきました。
次に、腎骨調整。骨部として大椎、仙骨、膝関節のわずか3箇所をターゲットにしたのですが、それだけで全身が楽になってしまいました!!その効果は全員が感動するレベルです。
そして、筋骨調整。ターゲットは肩こり。これまでの経験から「これを解消するには少々手間取りそうだな」と思えるような頑固な肩こりが、タイムスキャンA注入法の数呼吸で見る見る柔らかくなっていくではありませんか!その効果は本当に驚くべきものです!!
静岡会場では、モデルになった方が「肩がこんなに楽になったのは初めてです」と仰っていました。

 

 

私は現在、担当する患者さんすべての方にタイムスキャンシリーズを施しています。
そして、腎骨調整でざっくり全身を楽にしてから細部にアプローチし、凝り固まった患部は肝筋調整で解消するように活用しております。加えて、腎骨調整は後弯して固まりかけた腰椎にじっくり施すように活用。その効果は驚くべきものですよ!皆さまもぜひお試しください。

 

 

             

 

 

「神の手」11人に学ぶ学校・塾ガイドに掲載されました。

東京本部のセミナースケジュール
PDFにて
ダウンロード できます

 

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