
五反田校フリーレクチャーⅢクラスをご受講いただきました皆さま、ありがとうございました。
この『フリーレクチャーⅢ』コースも、参加者のご質問に応じてお一人おひとりが一番喜ぶ内容を展開していくクラスになります。「知りたい」も、「上手くなりたい」も、「治してください」も、全て対応いたします。
加えて、講師全員が皆さまにお伝えしたいテーマを必ずひとつは持ち寄り、皆さまのご要望があればレクチャーできるように準備して臨んでおります。
初心者からベテランまで、ぜひご参加ください。講師一同、気合い入っています!
したがって、A教室とB教室では展開される内容は当然異なりますし、その日にご参加いただいたメンバーによっても異なります。
それでは第5回のA教室とB教室のそれぞれでレクチャーされたテーマをご紹介いたします。
<A教室> 2026年10月3日(土)開催
○頑張らなきゃいけない人を頑張れるようにする一考察
・取り巻く状況の整理
・少しの気付きとたくさんの癒しを与えるアプローチ
・不安を応援に変えて循環させるZPW天の調和
・期待しきれない感情まで払拭するストレス遮断対応
(担当:鈴木本部長)
受講者からの「ラッキーになる方法はないか?」という質問から始まった本テーマ。それを求める理由をヒアリング。
介護・仕事・家事と自分の役割が多すぎて、必然的にやることが多すぎる。その状況において、周りの人とのコミュニケーションの中で様々な葛藤が生まれてしまっている。それらを解決するための道筋を整理して、スッキリと一番よい形になるように、気導力さんに導いて欲しいという意味の「ラッキー」という表現だとのこと。
それに対して本部長は、どこのタイミングで悩んでいるかは明確だとまとめた。
結局、何かをしなければいけないという、いわゆる作業量としての、介護・仕事・家事などはなくならない。じゃあそこをやり切るのに、気分良く、機嫌良く、楽しくできたら、今と全く違う心境になる。では、何がそこを気分悪く、楽しくなくさせているのかといったら、そこの間のお互いのセッションというか、熱量の違いと解釈の違いと価値観の違いがそこにある。一方、質問者の中には「今がんばれるだけがんばろうかな」と思う、責任感と義務感と正義感がある。しかし、そこを無理やり変える必要はなくて、 ここで着地させたいところとしては、「やりたいことはやり切らせたい」ということ。現実に今もヘロヘロになりながら、倒れながらもやれている。それが、自分の中で「まだ余裕があるな」という感覚でいられていれば、「悩んでも変わらないから、私が後悔しないように動こう」というところにいけるので、「そこの余裕を作っていきましょう」ということになりました。
そこから、少しの気付きとたくさんの癒しを与えるアプローチをベースに、ZPW天の調和も活用した興味深い調整が展開されました。皆さん、必見ですよ!!
○胸郭出口症候群や巻き肩の改善に有効なアプローチ
・腕神経叢調整の2ポイントと鎖骨下部の同時調整
(担当:大井講師)
これまでのFLやF&Aセミナーで本部長から発表された上肢の神経を調整するアプローチ。習ったことは即現場で活用、その効果を実感するのが私の常なので、上肢の神経調整も多用していました。特に腕神経叢2ポイントの調整がお気に入りになりました。
その中で、毎週のように保険診療に来院される女性患者さんに対する効果が印象的でした。その方の症状は、手指の強い強張り。それまでにも筋肉へのアプローチを様々施してきましたが、継続した改善が見られず。そこで習得した直後に、神経調整のアプローチを施したところ、大きな改善が見られ、さらにその状態は継続するようになりました。その後、神経調整を主体にした治療を継続していたのですが、ある時「胸郭出口の調整をしていないなぁ」と気付き、「どうするか?」と考えて思いついたのがこのアプローチです。結果、高い効果が確認できて改善度合いも一段階上がったので、皆さまに紹介いたしました。
効果として上肢の不要な緊張が解消され、肩甲骨を前に引っ張る余分な力も解消されるので、結果として巻き肩改善の効果も期待できます。
<B教室> 2026年10月10日(土)開催
○前屈の柔軟性を向上させるアプローチ
・股関節の動きに関連する上部頚椎周りの調整
・背骨の柔軟性や連動性を獲得するアプローチ
・身体を捻じる動作の柔軟性を獲得するアプローチ
・立位における股関節屈曲状態での坐骨神経の調整
・座位における股関節屈曲状態での坐骨神経の調整
・骨盤を立てるための腰椎調整アプローチ
・意識による姿勢の調整
(担当:鈴木貴樹本部長)
前回のこの教室で、立位での前屈の可動域が飛躍的に広がった方がいらっしゃいました。その方は、通常は膝の高さまでも指先が届かないのですが、セミナー中に指先が床に近いところまでいくようになり、帰宅してからもセルフで続けたところ、瞬間的ですが指先が床に届いたとのこと。これは、人生初の出来事だったそうです。
前屈が難しいということは、その動作に関わるところに難があって、そこから繋がる不要な血圧の上昇や圧迫骨折などのリスクを抱えているということになります。できるようになることでそのリスクは減るので、柔軟性はあった方が良いという意味で今回さらなる可動域の拡大を図りました。
前屈は、股関節を屈曲させることが主であるので、股関節の動きに関連する上部頚椎の調整から始まり、股関節屈曲に伴う背骨の柔軟性や連動性、加えて身体を捻じる動作の柔軟性を獲得するためのアプローチが紹介されました。続けて、前回の坐骨神経の調整を股関節屈曲を意識した発展形、腰椎の調整などが展開されました。最後に、前にズレた頭位を相手の意識で調整する、興味深いアプローチが紹介されています。
前屈の可動域拡大をテーマにして、そのウィークポイントを改善することで、結果的に身体に潜むリスクを減らしていくという様々な調整法は必見ですよ!!
○膝の屈曲・伸展運動を改善する調整の一考察
・膝直上部の筋肉の調整
・膝蓋上嚢の調整
(担当:三本木講師)
最近、治療している患者さんの中に、「膝が曲げづらい、伸ばしづらい」という患者さんが多くいらしたとのこと。膝症状に対する基本的なアプローチとして、気導術では膝窩筋の調整とポイントヒーザーが、皆さまが知るところとなっています。それらを施すことで、膝の屈伸動作は楽になりますが、それでも「あともう少し」という方もいらっしゃるということで、そんな時に活用できる一手として『膝蓋上嚢の調整』が紹介されました。
膝蓋上嚢とは、膝蓋骨の上方、大腿四頭筋の腱と大腿骨の間の膝関節のすぐ上に位置して、袋状の構造で存在する滑液包・関節包の一部です。膝を曲げ伸ばしする際に、筋肉や腱が骨と直接こすれ合って摩擦や負荷が生じるのを防ぐクッションとして働きます。これによって、膝の屈伸運動がスムーズに行われるのですが、逆に膝蓋上嚢の動きが悪くなれば、屈伸運動をしにくくする要因となるということです。これを踏まえて、膝蓋上嚢とその周りの組織との滑走性を確保するアプローチが解説されました。
参加者のご要望にお応えする形で展開する『フリーレクチャーⅢ』コース。
これまで皆さまが気づかなかった実践的なニッチな情報をお伝えすることで、皆さまの知識の隙間が埋まって、皆さまの引き出しの中にある知識が有機的に繋がっていくような場にしたいと思います。
皆さま、これからの『フリーレクチャーⅢ』コースにぜひぜひご期待くださいませ!!!
※あらかじめテーマを決めて展開するセミナーではないのでレジュメはございませんが、レクチャーの内容の要点を記した「セミナーメモ」がDVDに添えられます。
セミナーに参加できなかった皆さまは、ぜひDVDをご購入くださいませ。
大井 洋
